山田農園では、手間と暇を惜しまず大切に育てた最高の筍を熟練の技で朝採りし、京都の滋味をそのままに全国にお届けいたします。 日本で指折りの筍のふる里・長岡京ですこやかに育った春の味覚をぜひご賞味ください。 |
京都は長岡京・長岡天満宮に程近い山田農園の竹藪は、250年前中国に渡った僧侶が持ち帰ったものと伝えられています。 京都府内で生産されるたけのこの品質は日本一といわれますが、この品質は自然のままでもたらされるものではなく、人の手によって「育て上げられる」ものです。 京都の竹薮はうっそうと生い茂ったいわゆる「竹薮」のイメージとは異なり、竹と竹の間隔が一定で日の光が降り注ぎ明るいのが特徴です。 これは、「親竹」となる「たけのこ」を互いの生長を邪魔しないよう一定間隔で残し、それ以外の細い竹や下草を丁寧に取り除いているためです。 |
京の竹薮は、収穫時期以外も一年中手入れが施されています。また、無農薬・完全有機栽培で、食への安全性と品質にこだわっています。 京の竹薮では毎年冬になると、広大な薮一面に藁を敷き土をかぶせます。この作業は「土入れ」と呼ばれ、土をやわらかく保つことで「たけのこ」が地表に出るまで保護するほか、適度な水分を「たけのこ」に補給する働きもあり、敷かれた稲藁は最後には土に還り肥料となります。 このように、一年を通して念入りな「藪の世話」を欠かさないことで、京の竹薮は保たれているのです。 |
「たけのこ」は、土から出て日に当たると堅くなり味が落ちると言われています。土入れを行うのはこのためでもあります。 朝掘りたけのこは「たけのこ」が顔を出す前に小さなひび割れを見つけて「ほり」と呼ばれる農機具で掘り出します。掘りかたひとつで手塩にかけて育てた「たけのこ」の品質を落としかねないので、熟練の技を持つベテランでも慎重さを要します。 |
「たけのこ」は収穫時期を経るに従い特徴が変化します。 3月下旬から4月初めの出始めは小ぶりで香りが良く、4月中ごろになるとしっかり太り旬のピークを迎えます。このように時期や気候により形が異なるのも自然の恵みならではのものです。 京都の朝掘りたけのこは独特のエグみが少なく柔らかなので、米ぬかを使わずに短時間で茹で上げることができます。 くせの少なさを生かして、おさしみに、お吸い物にと幅広くお使いください。この季節ならではの旬の滋味をぜひご堪能くださいませ。 |